【書籍レビュー】「個人開発で毎月1万円を稼ぐコツ」を読んで。【感想】

Amazon Kindle Unlimitedでサラッと読めそうな本があったので読んでみました。

短い本ですがどんな考え方でアプリやサービスを作ればいいかということは学べそうです。 そんなに深い内容ではないですし、具体的なテクニックが書いてあるわけではありませんが、個人開発において抑えておくべき考え方を教えてくれるので読んで損はないかもしれません。

この本を読んで良かった部分とか

この本の中で書いてある「難しいものを作ろうとしない」、というのは大事な考え方だなと感じます。 難しいものは簡単なものの組み合わせである。これは確かにプログラミングをしているときにもよく感じることです。 プログラミングでもある特定の機能を作るときに、その機能を責務ごとに細かく切り分けして、コンポーネント単位で作っていく。 そうすると一つ一つの責務の部分は簡単な仕組みで動いているが、その責務を組み合わせていくことで結果大きな機能(複雑なもの)になっていく。 それはプログラミングに限らず音楽でも事業でも個人開発の考え方でも同じなんだろうな、と感じました。

また、著者が提唱する「3ナシ開発」も良い考え方だなと。 コストをなるべくかけず、大きなバズリよりも継続的な利用をしてもらうこと、そして難しい技術ではなく簡単な技術でシンプルに作っていく。 企業でもこういう考え方はするかとは思いますが、個人開発では資金が潤沢じゃない場合が多いので特にコスト意識は大事です。

アプリのアイデアの出し方などは一番参考になったかもしれません。 巷でもよく言われてることだとは思いますが、やはりニッチな部分にリーチする。と同時に定番アプリこそ狙い目である、ということ。 矛盾しているようにも感じるかとは思いますが、定番アプリをそのまま作るのではなく定番アプリをある特定の層に刺さるように作り変える、という考え方。 アイデアが全く出てこない!という方は多いと思います。 かくいう私もアイデアなんか全然出てこないのですが、こうやって考えてみることでアイデアって生まれてくるんだな〜なんて勉強になりました。

また著者の失敗談や成功例なども乗せてくれているので、少しだけ参考になるかなーと思いました。

最後に

これから個人開発をしていきたい人、個人開発をしているけどうまく利益が出せない人が読むと考え方の参考になって少しだけうまくいく可能性を増やせるかもしれません。 ただこの本はテクニックや技術的なこと、アプリやサービスのリリースの仕方などを書いている本ではないのでご注意を。(本の最初の方にも書いてあります)

個人開発で少しでも利益を出したい、そんな人に刺さる本かなって感じでした。